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血液検査でわかること

血液検査の工程

貧血・炎症 白血球数(WBC)
体の中の細菌・異物をやっつける白血球の数を調べます。
基準値 : 4000~9000/μl
赤血球数(RBC)
赤血球の数を調べます。減少すると体の細胞が酸欠状態になり貧血を起こします。
基準値 : 男 427~570×10⁴/μl 女 376~500×10⁴/μl
ヘマトクリット値(Ht)
一定容積の血液中に血球がどのくらいの割合であるかを測り、貧血の有無を調べます。
基準値 : 男 40.0~52.0% 女 33.5~45.0%
血色素量(Hb)
貧血を調べます。貧血の診断は、赤血球数・ヘマトクリット値との結果と合わせて判定します。
基準値 : 男 14.0~18.0g/dl 女 12.0~16.0g/dl
血小板(PL)
出血を止める働きをする血小板数を調べます。
基準値 : 15.0~35.0×10⁴/μl
血沈(1時間値)
感染症・炎症・癌などの診断の手がかりになる検査です。
基準値 : 男 0~10mm 女 0~15mm
腎機能 尿  酸(UA)
細胞の核の燃えかすで「プリン体」という物質が分解されて出てきます。関節に沈着すると痛風発作の原因になり、心臓や腎臓に沈着すると心筋梗塞や腎障害を起こしやすくなります。
基準値 : 男 3.5~7.0mg/dl  女 2.6~7.0mg/dl
尿素窒素(BUN)
尿素に含まれる窒素分で、たんぱく質の代謝物。腎機能を確かめます。
基準値 : 8~20mg/dl
クレアチニン(Cre)
腎臓の排泄機能をチェックします。クレアチニンは老廃物として通常は尿中に排泄されますが、腎臓の機能が低下すると血中に増えてきます。
基準値 : 男 0.65~1.06mg/dl  女 0.46~0.78mg/dl
脂質 総コレステロ-ル(T-CH)
コレステロ-ルは多くなると血管にくっつき動脈硬化を引き起こし、高血圧・心筋梗塞の原因になります。
基準値 : 150~219mg/dl
HDLコレステロ-ル(HDL-C)
血管の内側についたコレステロ-ルを肝臓に運び去る作用をもち動脈硬化を防ぐ善玉です。
基準値 : 40mg/dl以上
LDLコレステロ-ル(LDL-C)
悪玉コレステロールで、動脈硬化を起こし脳梗塞や心筋梗塞などの原因となります。
基準値 : 65~139mg/dl
中性脂肪(TG)
中性脂肪は身体のエネルギ-源ですが、血中に多くなると動脈硬化を進めるといわれています。
基準値 : 50~149mg/dl
糖代謝 血糖(Glu)
一般に血液中のブドウ糖のことを血糖といい、体内細胞、特に脳のエネルギ-源となります。増え過ぎると、糖尿病や肝臓・膵臓の病気が疑われ、減り過ぎると冷や汗、動悸、昏睡などの症状が現れます。
基準値 : 70~109mg/dl(空腹時)
ヘモグロビンA1c(HbA1c)
血糖値では検査した時点での状態がわかりますが、この検査では過去2~3ケ月の血糖の状態を知ることができます。
基準値 : 4.6~6.2%未満

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栄養 総蛋白(TP)
血清中の蛋白の総称。栄養状態や肝臓・腎臓の障害をみます。
基準値 : 6.5~8.2g/dl
アルブミン(ALB
血清中の蛋白の主要な成分のひとつ。肝障害・栄養状態をみます。
基準値 : 3.8~5.3g/dl
肝機能 GOT(AST)
肝臓や心臓・筋肉・血球に多い酵素。これらの臓器の異常がわかります。
基準値 : 8~38 IU/L
GPT(ALT)
肝臓や心臓・筋肉・血球に多い酵素。これらの臓器の異常がわかります。
基準値 : 4~44 IU/L
γ-GTP(ガンマ-グルタミルトランスペプチダ-ゼの略称です)
アミノ酸生成に関与している酵素。アルコ-ルによる肝機能障害の指標になります。
基準値 : 16~73 IU/L
AL-P(アルカリホスファタ-ゼの略称です)
肝臓や胆管・骨・小腸に多く含まれる酵素。
基準値 : 104~338 IU/L
LDH(乳酸脱水素酵素の略称です)
細胞が糖をエネルギ-に変える際に必要な酵素。
基準値 : 106~211 IU/L
LAP(ロイシンアミノペプチタ-ゼの略称です)
蛋白質を分解する酵素。肝臓や胆道の病気の判断の指標となります。
基準値 : 30~70 IU/L
総ビリルビン
老化した赤血球の破壊によって生成する黄色い色素。肝臓の処理能力をみます。
基準値 : 0.2~1.0mg/dl
TTT(チモ-ル混濁試験)
血清中のたんぱく質の割合を調べる検査の一種。肝臓の機能などをみます。
基準値 : 0~5.0U
ZTT(クンケル硫酸亜鉛試験)
血清中のたんぱく質の割合を調べる検査の一種。肝臓の機能などをみます。
基準値 : 2.3~12.0U
肝炎 HBs抗原・抗体
B型肝炎ウイルス感染の有無を調べる検査の一種。
基準値 : (-)
HCV抗体
C型肝炎ウイルス感染の有無を調べる検査の一種。
基準値 : (-)
腫瘍マーカー CEA(癌胎児性抗原)
主に消化器系のがんの疑いを調べる目安です。
基準値 : 5.0ng/ml以下
AFP(α-フェトプロティン)
主に肝臓系のがんの疑いを調べる目安です。
基準値 : 13.3ng/ml以下
PSA(前立腺特異抗原)
前立腺の疾患の疑いを調べる目安です。
基準値 : 4.0ng/ml以下
CA19-9
膵がんや胆管がんを調べます。そのほか胆石症、肝硬変、肝炎、胆管炎、膵炎などでも上昇します。
基準値 : 37.0 u/ml以下
NSE
肺がん(とくに小細胞がん)を調べるのに有用です。 そのほか、神経芽細胞腫、大腸がん、神経内分泌系腫瘍(グルカゴノーマ、インスリノーマ)などでも高値を示します。
基準値 : 16.3ng/ml以下
SCC
肺がん(とくに扁平上皮がん)を調べるのに有用です。 肺がん以外にも子宮頚がん、食道がんなどでも高値を示すことがあります。
基準値 : 1.5ng/ml以下
NTpro-BNP
心不全・心筋梗塞・心筋症を調べる検査です。
基準値 : 125.0pg/ml 以下
CA125
卵巣がん(漿液性がん、類内膜がん)において特異的に高値を示します。
基準値 : 35U/ml以下
CA15-3
乳がん、卵巣がん、子宮がんなどを調べるのに有用です。とくに転移性乳がんでの陽性率が高いです。
基準値 : 27.0U/ml以下

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